カニが大好きな日本人

ニューヨークに住んで12年になりますが、冬になると時折ふと「カニしゃぶ、食べたいな」「カニでお鍋もいいな」と妄想にふけることがあります。もちろん、ニューヨークには掃いて捨てるほどの和食レストランがあり、カニしゃぶでもカニ鍋でも何でも食べられますし、日本食良品店も多数あり、自宅で鍋を囲むことも難しくありません。でも、やっぱり秋冬、特にお歳暮の季節から年末年始の食卓を豪華に彩る赤く茹で上がったカニを想うと郷愁をそそられるような気がします。アメリカ人のカニの食べ方は、クラブ・ケーキにしたり、サラダに入れたりと、ほぐしたカニ肉を混ぜて料理するのが一般的です。カニを愛する我々日本人は、カニのあの独特の旨み、風味そのものが味わえる食べ方を好みます。鍋でもしゃぶしゃぶでも、ほんのちょっぴりポン酢をつけて頂くカニは、やっぱり日本人に生まれてよかったという気持ちにさせてくれると思いませんか?という訳で、何を隠そう私もカニが大好きな日本人の1人です。

日本人の愛するカニの旨みに+1 !

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カニの通信販売の拡大
ニューヨークに越して来る前(もう13年以上も前のことで恐ろしくなりますが)、その当時はまだ主流だったカタログ通販(改めて時の流れを実感します)でズワイガニとタラバガニの詰め合わせを買ったことがあります。ちょうどお歳暮の時期で、大手流通系のグルメ・カタログのようなものの中にあった商品だったからかもしれませんが、巨大な発泡スチロールのケースとうんざりするほどの過剰包装に唖然としたことを記憶しています。
アタリとでるかハズレとでるか
消費者にとっての通信販売の危険性は、買おうとしているものを実際に見ることができないということにあります。特に生鮮食料品に関しては、いかに産地直送を歌っていても、鮮度や品質を直接確認することなく商品をオーダーするのだから、ある程度のアタリ、ハズレは覚悟しなければいけないのかもしれません。もう何年か前の話になりますが、日本のインターネット・ショッピング・サイトから3年連続で実家にカニのお歳暮を送ったこ
『訳あり』は大当たりすることもあるらしい
両親いわく、『訳あり松葉ガニ』は外側の見栄えが悪かっただけじゃなく、ただでさえ細い足にあまり身が詰まっていなかったとのことでした。でも、『訳あり』が必ずしも『安かろう悪かろう』の結果になる訳ではなさそうです。冬場を通して、カニのオンライン・ショッピングを頻繁に利用するという友人の話では、『訳ありタラバガニ』は断然お買い得のようです。食べ盛りの2人のお子さんがいるので、質より量ということもあるのかも